
ホームページを放置するとどうなる?7つのリスクや改善方法を解説
ホームページを制作したものの、「何年も更新していない」「日々の業務が忙しくて管理まで手が回らない」といった状況になっていませんか。
ホームページを長期間放置していると、掲載情報が古くなるだけでなく、検索順位や集客、セキュリティなどにさまざまな悪影響が生じる可能性があります。
この記事では、ホームページを放置するリスクや、自社サイトの状態を確認するためのチェックリスト、具体的な改善方法を解説します。継続的な運用・管理を行うためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
自社ホームページ、つい放置してしまっていませんか?
ホームページを制作・公開したものの、日々の業務が忙しく、更新や管理が後回しになっている企業もあるでしょう。
ホームページの放置とは、単に新しい情報を掲載していないだけでなく、公開後に必要な運用・保守管理が行われていない状態を指します。ホームページは、更新頻度が低いこと自体が問題になるわけではありません。掲載情報の正確性や安全性を保ち、ユーザーが安心して利用できる状態を維持することが重要です。
ホームページを放置する7つのリスク
ホームページを長期間放置すると、さまざまなリスクが生じる可能性があります。主なリスクは、以下の7つです。
- 企業やサービスの信頼性が低下する
- 検索順位が下がり集客に影響する
- 問い合わせや売上の機会を逃す
- セキュリティ上のリスクが高まる
- ホームページの表示や動作に不具合が生じる
- 競合他社に差をつけられる
- ホームページの課題に気づきにくくなる
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
1.企業やサービスの信頼性が低下する
ホームページに古い情報が掲載されたままだと、企業やサービスの信頼性が低下するおそれがあります。
例えば、お知らせの最終更新日が数年前だったり、すでに終了したサービスが掲載されていたりすると、ユーザーは「現在も営業しているのだろうか」「この情報は正しいのだろうか」と不安を感じるでしょう。特に、初めて企業を知るユーザーにとって、ホームページは信頼性を判断する材料の一つです。情報が古いまま放置されていると、企業の管理体制に対しても不安を抱かせ、商品やサービスへの信用を損なう原因になります。
2.検索順位が下がり集客に影響する
ホームページを長期間放置すると、検索順位や検索エンジンからの集客に影響する可能性があります。ただし、更新していないという理由だけで、検索順位が下がるわけではありません。重要なのは、掲載している情報が現在も正確で、ユーザーの検索意図に合っているかどうかです。
例えば、古い商品情報や制度の説明を掲載し続けていると、ユーザーが求める情報を十分に提供できなくなります。その結果、検索エンジンからの評価に影響し、検索順位の低下やアクセス数の減少につながる可能性があります。
3.問い合わせや売上の機会を逃す
ホームページを放置すると、ユーザーからの問い合わせや商品の購入につながる機会を逃すおそれがあります。
例えば、サービス内容や料金が古いままだと、ユーザーが必要な情報を得られず、問い合わせや購入をためらう原因になります。また、問い合わせフォームが正常に動作していなかったり、申し込みボタンのリンクが切れていたりすると、興味を持ったユーザーが手続きを完了できず、途中で離脱してしまうこともあります。このような問題が放置されると、本来獲得できたはずの問い合わせや売上を逃し、企業のビジネスチャンスを失うことにつながります。
4.セキュリティ上のリスクが高まる
ホームページのシステムを長期間更新せずに放置すると、セキュリティ上のリスクが高まります。
例えば、WordPressなどのCMSやプラグインに脆弱性が見つかった場合、適切に更新しなければ、不正アクセスやサイト改ざんの原因になるおそれがあります。また、ドメインの契約更新や管理を怠ると、ドメインが失効し、第三者に取得されるリスクもあります。こうした問題は、企業の信用を損なうだけでなく、ユーザーにも被害を及ぼすおそれがあるため、注意が必要です。
ドメインの第三者取得によるリスクや対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
ドメイン乗っ取りとは?主な手口や対策・発リンク放置のリスクを紹介
5.ホームページの表示や動作に不具合が生じる
ホームページを放置していると、ページの表示や機能に不具合が生じても気づかないことがあります。
例えば、ブラウザやシステムの変化によってデザインが崩れたり、スマホで一部のボタンが押せなくなったりするケースです。また、リンク先のページが削除・移動されると、リンクをクリックしても目的の情報にアクセスできなくなります。こうした問題は、ユーザーの利便性を低下させる原因になります。
6.競合他社に差をつけられる
ホームページを放置している間にも、競合他社は情報の更新やコンテンツの改善を進めている可能性があります。例えば、競合サイトが最新の商品情報や導入事例を充実させたり、スマホでの使いやすさを改善したりしている場合、ユーザーに提供できる情報や利便性に差が生じます。その結果、同じ商品やサービスを比較した際に、競合他社の方が魅力的に見えることもあるでしょう。
7.ホームページの課題に気づきにくくなる
ホームページを放置すると、サイト内に問題が発生していても、その原因や改善点に気づきにくくなります。
例えば、アクセス数や検索順位、問い合わせ状況などを確認していないと、どのページでユーザーが離脱しているのか、どのような情報が求められているのかを把握できません。また、ページの表示エラーやリンク切れが発生していても、ユーザーから指摘されるまで気づかないこともあります。こうした状態が続くと、必要な対策が後回しになり改善の機会を逃してしまいます。
ホームページを放置していない?5つのチェックリスト

自社のホームページが放置された状態になっていないか、まずは現在の状況を確認してみましょう。確認したい項目は、以下の5つです。
- 掲載している情報が古くなっている
- お知らせやブログが長期間更新されていない
- スマホで見づらいページがある
- リンク切れやページの表示エラーが発生している
- 最後に点検した時期がわからない
一つでも当てはまる項目があれば、ホームページの更新・管理状況を見直すきっかけになります。それぞれのチェックポイントを詳しく紹介します。
掲載している情報が古くなっている
ホームページに掲載されている情報が、現在の状況と一致しているか確認してみましょう。
例えば、会社の住所や電話番号、営業時間、商品・サービス内容、料金などが変更されているにもかかわらず、古い情報が掲載されていないでしょうか。また、終了したキャンペーンや募集を締め切った採用情報が、そのまま残っているケースもあります。
お知らせやブログが長期間更新されていない
お知らせやブログの最終更新日も、ホームページの運用状況を確認するポイントです。
例えば、最新のお知らせが数年前のものだったり、ブログが長期間更新されていなかったりする場合です。ただし、更新頻度が低いことだけで、必ずしもホームページが放置されているとはいえません。新しく掲載すべき情報があるにもかかわらず、更新されていない状態が続いていないかを確認することが大切です。
スマホで見づらいページがある
自社のホームページをスマホで開いたときに、問題なく閲覧できる状態になっているでしょうか。
例えば、文字が小さくて読みにくい、画像が画面からはみ出している、メニューやボタンが押しにくいといった状態が挙げられます。また、パソコンでは正常に表示されていても、スマホではレイアウトが崩れたり、一部の機能が使えなかったりするケースもあります。
リンク切れやページの表示エラーが発生している
ホームページ内のリンクや各ページが、正常に表示されているかもチェックするポイントです。
例えば、リンクをクリックすると404エラーが表示される、画像が読み込まれない、問い合わせページにアクセスできないといった問題が発生していないでしょうか。特に外部サイトへのリンクは、リンク先のページが削除されたり、URLが変更されたりすることで、知らない間にアクセスできなくなることがあります。
リンク切れについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
リンク切れとは?発生する原因や与える悪影響、確認・修正方法を解説
最後に点検した時期がわからない
ホームページを最後に点検した時期がわからない場合も、管理が行き届いていない可能性があります。
例えば、WordPressなどのCMSやプラグインの更新状況、サーバーの契約内容、問い合わせフォームの動作などを、最後にいつ確認したか把握できているでしょうか。また、管理担当者が決まっていなかったり、過去の点検履歴が残っていなかったりするケースもあります。
放置していたホームページを改善する方法
ホームページを長期間放置していた場合でも、問題点を一つずつ見直すことで、使いやすさや安全性を改善できます。具体的な改善方法は、以下の6つです。
- 古い情報を修正・更新する
- ユーザーに役立つコンテンツを追加・改善する
- SEO対策やアクセス状況を確認して改善する
- セキュリティ対策やシステムの更新を行う
- 必要に応じてホームページをリニューアルする
- リンク切れや不適切な外部リンクを修正する
古い情報を修正・更新する
まずは、ホームページに掲載している古い情報を修正・更新しましょう。
会社概要や営業時間、商品・サービスの内容、料金、採用情報などを確認し、現在の状況と異なる部分を修正します。終了したキャンペーンやイベントのお知らせが残っている場合は、終了したことを明記するか、必要に応じて整理しましょう。特に、ユーザーの問い合わせや購入に関わる情報は、優先的に対応することが重要です。
ユーザーに役立つコンテンツを追加・改善する
ホームページの情報を新しくするだけでなく、ユーザーに役立つコンテンツを充実させることも大切です。
例えば、商品・サービスの詳しい説明や導入事例、よくある質問への回答などを追加すると、ユーザーの疑問解消につながります。既存の記事についても、情報が古くなっていないか確認し、必要に応じて内容を改善しましょう。ユーザーがどのような情報を求めているのかを考え、内容の正確性や有用性を高めることが重要です。
SEO対策やアクセス状況を確認して改善する
検索エンジンからの集客を改善するためには、SEO対策やアクセス状況を確認することも重要です。
例えば、Google Search Consoleを使えば、検索キーワードや検索結果での表示回数、クリック数などを確認できます。また、Googleアナリティクスでは、ページの閲覧状況やユーザーの行動を把握できます。これらのデータを確認し、アクセスが少ないページや問い合わせにつながっていないページなどを洗い出しましょう。
セキュリティ対策やシステムの更新を行う
ホームページを安全に運用するために、システムの更新やセキュリティ対策も行いましょう。
WordPressなどのCMSを利用している場合は、本体やテーマ、プラグインが適切なバージョンに更新されているか確認します。また、管理者アカウントのパスワードやアクセス権限を見直し、不要なアカウントが残っていないかもチェックしましょう。古いシステムを長期間使用している場合は、対応状況を確認したうえで更新を進めることが大切です。
必要に応じてホームページをリニューアルする
ホームページのデザインやサイト構造が古くなっている場合は、リニューアルも検討しましょう。
例えば、スマホで見づらい、必要な情報を探しにくい、現在の事業内容とサイトの構成が合っていないといった場合です。また、古いシステムを使用していて機能の追加や修正が難しい場合なども、リニューアルが必要になるケースとして挙げられます。
リンク切れや不適切な外部リンクを修正する
ホームページ内にリンク切れや不適切な外部リンクが見つかった場合は、速やかに修正しましょう。リンク先のURLが変更されている場合は正しいURLへ差し替え、ページが削除されている場合は代替ページへの変更やリンクの削除を行います。また、外部リンクは正常に開けても、以前とは異なる内容に変更されていることがあるため注意が必要です。リンクが開くかどうかだけでなく、現在も適切な情報へアクセスできるかを確認することが大切です。
ホームページを改善する際の注意点
放置していたホームページを改善する際は、計画的に進めることが大切です。特に注意したいポイントは、以下の5つです。
- ホームページの現状と課題を把握する
- 改善する目的や目標を明確にする
- 優先順位を決めて改善に取り組む
- ユーザーの使いやすさを重視する
- 修正・更新前にバックアップを取る
ホームページの現状と課題を把握する
ホームページを改善する前に、まずは現在の状態を把握しましょう。
アクセス数や検索順位、問い合わせ状況などを確認し、どのような問題が発生しているのかを整理します。また、競合サイトと比較することで、自社サイトに不足している情報や機能が見つかることもあるでしょう。例えば、競合サイトには導入事例やFAQが充実しているのに、自社サイトには基本的なサービス説明しかないなど、情報量や内容の違いを把握できます。
改善する目的や目標を明確にする
ホームページを改善する際は、何のために改善するのかを明確にしておくことが重要です。
例えば、「問い合わせ件数を増やす」「採用応募を増やす」「商品・サービスの認知度を高める」など、ホームページの運用目的を整理しましょう。さらに、問い合わせ件数やアクセス数など、具体的な数値目標を設定することで、成果を振り返りやすくなります。目的が曖昧なままでは、必要のない機能を追加したり、成果につながらない部分に時間をかけたりするおそれがあります。
優先順位を決めて改善に取り組む
長期間放置していたホームページでは、情報の古さや表示の不具合など、複数の問題が見つかることもあります。そのような場合は、すべてを一度に改善しようとせず、優先順位を決めて取り組みましょう。
特に、セキュリティ上の問題や誤った会社情報、問い合わせフォームの不具合などは、ユーザーや企業への影響が大きいため、優先的に対応する必要があります。緊急性や重要性を踏まえて改善する順番を決めることで、限られた時間や費用を効率的に活用できます。
ユーザーの使いやすさを重視する
ホームページを改善する際は、デザインや見た目だけでなく、ユーザーの使いやすさも重視しましょう。
例えば、必要な情報が見つけやすい場所にあるか、メニューから目的のページへスムーズに移動できるか、問い合わせまで迷わず進めるかなどを確認します。情報を探しにくかったり、操作がわかりにくかったりすると、ユーザーの離脱につながる可能性があります。実際にホームページを利用する人の立場になって、情報の見やすさや操作性を改善することが大切です。
修正・更新前にバックアップを取る
ホームページの修正やシステムの更新を行う前には、必ずバックアップを取っておきましょう。
特に、長期間更新していなかったCMSやプラグインを変更する場合、既存のシステムとの互換性などによって不具合が生じる可能性があります。バックアップがあれば、更新後に問題が発生した際、元の状態へ復旧するために活用できます。
ホームページを放置しないための管理方法

ホームページを放置しないためには、適切な管理体制を整えることが大切です。具体的な管理方法は、以下の3つです。
- 管理担当者や運用ルールを決める
- 定期的に更新・点検するスケジュールを設ける
- ツールを活用して管理作業を効率化する
管理担当者や運用ルールを決める
ホームページを継続的に管理するためには、担当者や運用ルールを明確にしておくことが大切です。
例えば、掲載情報の更新は広報担当者、システムの保守は情報システム担当者といったように、作業ごとの役割を決めておきましょう。また、更新の申請方法や確認手順などをルール化しておくと、作業の抜け漏れを防ぎやすくなります。担当者が退職・異動した場合にも対応できるよう、管理画面へのアクセス方法や契約情報、作業手順などを適切に共有・引き継げる体制を整えておくことが重要です。
定期的に更新・点検するスケジュールを設ける
ホームページの管理を後回しにしないためには、更新や点検を行うスケジュールを決めておきましょう。
例えば、掲載情報の確認やアクセス解析、システムの更新、リンクチェックなどを定期的な作業として設定します。確認する頻度は、ホームページの規模や更新量、取り扱う情報の重要性などに応じて決めることが大切です。また、点検結果や対応履歴を記録しておくと、同じ問題が繰り返し発生していないかも把握できます。一度改善して終わりにせず、継続的に確認する仕組みを作りましょう。
ツールを活用して管理作業を効率化する
ホームページの管理には、掲載情報の確認やアクセス解析、リンクチェックなど、さまざまな作業があります。
特に、ページ数やリンク数が多い場合、すべてを手作業で確認するには多くの時間がかかり、見落としが発生するおそれもあります。そのため、アクセス解析ツールやリンクチェックツールなどを活用し、管理作業を効率化することが重要です。なかでも、外部リンクは公開後にリンク先の削除や内容変更が起こることがあるため、専用ツールを活用することで、担当者の確認作業の負担を軽減できます。
リンクチェッカーの種類や選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
リンクチェッカーとは?種類やおすすめのツール、選ぶ際のポイントなどを解説
ホームページのリンク管理にはアウトリンクチェッカー
ホームページのリンク管理を効率化したい場合は、「アウトリンクチェッカー」をご活用ください。
アウトリンクチェッカーは、自社サイトに設置された発リンクを自動で調査し、リンク先の状態や安全性を確認できるサービスです。AIによるリスクスコアリングにも対応しており、問題のあるリンクを効率的に見つけられます。
また、定期的にチェックすることで、ホームページを公開した後に発生するリンク切れやリンク先の変化を見つけられます。調査結果はレポートで確認できるため、問題のあるリンクを把握し、修正や削除などの対応につなげられます。
手作業での確認にかかる負担を減らし、ホームページのリンク管理を効率化したい方におすすめです。
まとめ:ホームページを放置せず定期的な更新・管理を行おう
ホームページを長期間放置すると、企業の信頼性が低下したり、集客や問い合わせの機会を逃したりする可能性があります。また、システムの不具合やセキュリティ上の問題にも注意が必要です。
こうしたリスクを防ぐためには、掲載情報の更新やシステムの保守に加え、公開済みのリンクも定期的に確認することが重要です。
「アウトリンクチェッカー」を活用すれば、手作業では負担の大きい発リンクの確認を効率化できます。ホームページの安全性と利便性を維持するために、継続的なリンク管理に取り組みましょう。
ホームページの放置に関するよくある質問
ここからは、ホームページの放置に関するよくある質問にまとめてお答えします。
Q.ホームページを長期間放置していても復活できますか?
ホームページを長期間放置していても、再び運用を始めることは可能です。
ただし、サイトの状態によって必要な作業は異なります。例えば、管理画面にログインできなくなっていたり、使用しているシステムのサポートが終了していたりする場合は、復旧に時間や費用がかかることがあります。また、サーバーやドメインの契約が切れている場合は、以前と同じURLで再開できないケースもあります。
Q.ホームページはどのくらいの頻度で更新すべきですか?
ホームページの更新頻度に一律の決まりはありません。サイトの目的や掲載している情報によって、適切な頻度は異なります。
例えば、キャンペーンや新商品などの情報を頻繁に発信するサイトでは、こまめな更新が必要です。一方、会社概要やサービス案内が中心のサイトでは、掲載内容に変更がなければ、無理に更新する必要はありません。大切なのは、更新回数を増やすことではなく、ユーザーにとって必要な情報を適切なタイミングで発信することです。
Q.ホームページの運用・保守を外部に依頼することはできますか?
ホームページの運用・保守は、制作会社や専門の業者に依頼できます。
例えば、掲載情報の更新やCMSの保守、セキュリティ対策、不具合への対応、定期的なリンクチェックなどを外部に任せることができます。ただし、依頼できる作業の範囲や費用、トラブル発生時の対応などは業者によって異なるため、契約前に確認しておくことが重要です。





