
外部リンクとは?SEOへの影響や発リンク管理で注意すべきポイントを解説
Webサイトを運営する中で、「外部リンクとは何か」「SEOにどのような影響があるのか」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。外部リンクは、SEO対策やユーザーにとって使いやすいサイトを作るうえで、正しく理解しておきたい要素の一つです。
本記事では、外部リンクの基本やSEOへの影響、被リンクを獲得する方法、発リンクを設置・管理する際のポイントについて解説します。
外部リンクとは
外部リンクとは、異なるWebサイト・ドメインのページ同士をつなぐリンクです。
外部リンクには、「被リンク」と「発リンク」の2種類があります。被リンクは外部サイトから自サイトへ向けられたリンク、発リンクは自サイトから外部サイトへ向けたリンクです。
また、外部リンクと混同されやすい用語に「内部リンク」や「サイテーション」があります。
- 外部リンクと内部リンクの違い
- 外部リンクとサイテーションの違い
それぞれの違いを詳しく紹介します。
外部リンクと内部リンクの違い
外部リンクと内部リンクでは、リンク先となるWebサイトの範囲が異なります。
外部リンクは、自サイトとは異なるドメインのページとつなぐリンクです。一方、内部リンクは同一サイト内のページ同士をつなぐリンクを指します。
たとえば、自社コラムから官公庁のWebサイトへリンクを張る場合は外部リンク、自社コラムから自社のサービスページへリンクを張る場合は内部リンクです。なお、自社が運営しているWebサイトであっても、異なるドメインへリンクする場合は外部リンクとして扱われます。
外部リンクとサイテーションの違い
サイテーションとは、WebサイトやSNSなどで企業名やブランド名、サービス名などについて言及されることです。
外部リンクとの大きな違いは、リンクの有無です。たとえば、記事の中に企業名が記載されていても、その企業のWebサイトへ遷移するリンクが設定されていなければサイテーションにあたります。一方、企業名などにURLが設定され、クリックすると異なるWebサイトへ移動できる場合は外部リンクです。
外部リンクがSEOに与える影響
外部リンクは、SEOを考えるうえでも重要な要素です。外部リンクがSEOに与える主な影響は以下のとおりです。
- 良質な被リンクはサイトの評価につながる
- 発リンクは信頼性や利便性を高める
- 不自然な外部リンクはSEOに悪影響を与える
それぞれについて詳しく紹介します。
良質な被リンクはサイトの評価につながる
外部サイトから自サイトへ張られる被リンクは、検索エンジンがページの価値を判断する材料の一つです。特に、他サイトから自然に参照されているページは、ユーザーにとって有益な情報を提供していると判断され、検索エンジンからの評価につながります。そのため、良質な被リンクの獲得はSEO対策の一つとして重要です。
発リンクは信頼性や利便性を高める
発リンクは、自サイトだけでは補いきれない情報を外部サイトへつなぐ役割があります。関連性の高いページや信頼できる情報源へ適切にリンクすることで、ユーザーは必要な情報をよりスムーズに確認できます。
不自然な外部リンクはSEOに悪影響を与える
不自然な外部リンクは、検索順位に悪影響を与える可能性があります。外部リンクは本来、ユーザーにとって有益な情報をつなぐためのものです。検索順位を上げることだけを目的にリンクを設置・獲得するのではなく、ユーザーにとって必要なリンクかどうかを意識することが重要です。
良質な被リンクを獲得する方法
良質な被リンクを獲得するには、主に以下のような方法があります。
- ユーザーに役立つ質の高いコンテンツを作成する
- 独自の調査や一次情報を発信する
- プレスリリースや他社との連携を活用する
- SNSなどでコンテンツを発信する
それぞれの方法について見ていきましょう。
ユーザーに役立つ質の高いコンテンツを作成する
被リンクを自然に獲得するためには、ユーザーにとって役立つコンテンツを継続して作成することが基本です。検索したユーザーの疑問を解決できる内容や、専門的な知識を分かりやすく整理した記事は、ほかのサイトから参考情報として紹介される可能性があります。単に既存記事と同じ情報をまとめるのではなく、自社ならではの知見や具体例を加え、引用・紹介する価値のあるコンテンツを目指しましょう。
独自の調査や一次情報を発信する
自社で実施したアンケートや調査、自社サービスから得られたデータ、実際の事例などの一次情報も、被リンクを獲得しやすいコンテンツです。独自のデータはほかのサイトが同じ内容を簡単に用意できないため、記事の根拠として引用される可能性があります。
プレスリリースや他社との連携を活用する
新商品やサービス、独自調査などの情報は、プレスリリースを通じて広く発信する方法もあります。また、他社への寄稿や取材、共同コンテンツの制作などによって、自社だけでは接点を持てなかったユーザーへ情報を届けることも可能です。他社との連携をきっかけに自社サイトが紹介されれば、被リンクの獲得だけでなく、外部サイトから自社サイトへの流入にもつながります。
SNSなどでコンテンツを発信する
作成したコンテンツをSNSなどで発信し、多くの人に知ってもらうことも重要です。質の高い記事を公開しても、存在を知られなければ引用や紹介につながりにくいためです。SNSで情報を発信することで、自社をまだ知らないユーザーやWebサイト運営者にもコンテンツが届く可能性があります。SNS上でのシェアそのものをSEO効果と考えるのではなく、コンテンツの認知を広げ、自然な被リンクを獲得するきっかけとして活用しましょう。
被リンクを獲得するときの注意点
被リンクはSEOに関わる要素ですが、不自然な方法で増やすことは避けなければなりません。特に注意したいポイントは以下のとおりです。
- 被リンクの購入は避ける
- 自作自演のリンクは避ける
各ポイントについて解説します。
被リンクの購入は避ける
検索順位を上げることを目的に、金銭などと引き換えに被リンクを獲得する行為は避けましょう。Googleでは、ランキングを操作することを目的としたリンクの売買をリンクスパムの例として挙げています。
被リンクの数を増やすために購入したリンクは、検索エンジンから不自然なリンクと判断され、SEOに悪影響を与える可能性があります。被リンクは購入して増やすのではなく、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信し、自然な形で獲得することが大切です。
自作自演のリンクは避ける
被リンクを増やす目的で、自分で複数のサイトやページを作成し、そこから自サイトへ意図的にリンクを設置する行為は避けましょう。被リンク数だけを増やすために作られたリンクは、不自然なリンクとみなされる可能性があります。検索順位を意識して自らリンクを作るのではなく、ほかのサイトから自然に参照されるようなコンテンツづくりを心がけましょう。
SEOでは発リンクの管理も重要

SEOでは被リンクが注目されやすい一方、自サイトから外部サイトへ張る発リンクも重要です。発リンクには、主に以下のような役割があります。
- 情報の根拠を示せる
- ユーザーの利便性を高められる
発リンクの役割について見ていきましょう。
情報の根拠を示せる
調査結果や統計、法律、制度などについて説明するときは、一次情報への発リンクを設置することで、ユーザーが情報の出典や根拠を確認できます。たとえば「調査によると」と記載するだけではなく、実際の調査結果へリンクすれば、ユーザー自身が元の情報を確認できます。自社の主張と引用元を明確に分けられるため、記事の透明性を高めることにもつながります。
ユーザーの利便性を高められる
発リンクを活用すれば、自サイトだけでは十分に説明しきれない情報や、より詳しい情報が掲載されている外部ページへユーザーを案内できます。必要な情報へスムーズにアクセスできるため、ユーザーが自分で改めて検索する手間を減らせる点もメリットです。
また、関連する情報への導線を用意することで、ユーザーが知りたい内容を補足でき、サイト全体の利便性向上にもつながります。
発リンクについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
発リンクとは?張る理由・SEO上の役割とリンク先を選ぶ注意点 | 株式会社シルク・ラボラトリ
発リンクを設置するときのポイント
発リンクを設置する際は、読者が安心してリンク先を利用できるよう、リンク先の内容や設置方法を確認しましょう。
- 関連性・信頼性の高いリンク先を選ぶ
- リンク先に合ったアンカーテキストを設定する
- リンク先の安全性を確認する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
関連性・信頼性の高いリンク先を選ぶ
発リンクを設置する際は、記事の内容と関連性があり、信頼できる情報を掲載しているページを選びましょう。情報の根拠を示す場合は、官公庁や企業の公式サイト、調査を実施した機関など、可能な限り一次情報を優先します。記事と関係の薄いサイトや出典が明確でないページへむやみにリンクすると、ユーザーが必要な情報を得られず、かえって利便性を損なう可能性があります。
リンク先に合ったアンカーテキストを設定する
アンカーテキストとは、リンクが設定された文字列のことです。アンカーテキストには、ユーザーがクリックする前にリンク先の内容を想像できる文言を設定しましょう。また、アンカーテキストと実際のリンク先の内容に差があると、ユーザーに違和感を与えるため、誇張した文言や不自然なキーワードの使用も避けましょう。
リンク先の安全性を確認する
発リンクを張る前には、リンク先が安全なWebサイトかどうかも確認しましょう。想定しているページが正常に表示されるかだけでなく、運営元が明確か、不審な広告や不適切なコンテンツが表示されていないかなどもチェックします。自社サイト自体が安全でも、発リンク先まで安全とは限りません。ユーザーを外部サイトへ案内する以上、リンク先も確認したうえで掲載することが重要です。
外部サイトへの発リンクに潜むリスク
発リンク先では、時間の経過とともに以下のような変化が起こることがあります。
- リンク先が削除されリンク切れになる
- リンク先の内容や運営者が変わる
- リンク先のドメインが第三者に取得される
発リンク先で起こり得るリスクについて、順に確認していきましょう。
リンク先が削除されリンク切れになる
発リンク先のページが削除されたり、URLが変更されたりすると、リンクをクリックしても目的の情報へ移動できなくなる場合があります。Webサイト自体が閉鎖されることもあり、公開時には正常だったリンクが後から「404 Not Found」などのリンク切れになるケースもあります。リンク切れを放置すると、ユーザーが必要な情報へ移動できず、サイトの利便性を低下させる原因になります。
リンク先の内容や運営者が変わる
リンク先は、URLが正常に開いていれば問題ないとは限りません。サイトが売却されたり運営方針が変わったりすることで、以前とは異なる情報が掲載されるケースがあります。場合によっては、広告色の強いページや自社のブランドイメージに適さないコンテンツへ変化する可能性もあります。発リンクを確認するときは、単にページが開くかだけでなく、現在も自社サイトから案内するのに適切な内容かまで確認しましょう。
リンク先のドメインが第三者に取得される
リンク先のサイトが閉鎖され、ドメイン契約が更新されなかった場合、時間が経過した後に第三者が同じドメインを取得することがあります。URL自体が変わっていなくても、運営者や掲載内容がまったく異なるサイトになっている可能性がある点に注意が必要です。第三者に再取得されたドメインが広告サイトや不適切なコンテンツに利用されるケースもあるため、過去に設置した発リンクについても継続的な確認が欠かせません。
発リンクの管理を人力だけで続けるのは難しい

発リンクを適切に管理するには、公開後も定期的に確認する必要があります。しかし、サイト内の発リンクを一つずつ確認する作業は負担が大きく、人力だけで管理し続けるのは難しいです。その主な要因として、以下が挙げられます。
- サイト内の発リンク数が多い
- 公開後も定期的な確認が必要になる
- リンク先の内容まで確認すると工数がかかる
それぞれについて、詳しく紹介します。
サイト内の発リンク数が多い
企業サイトやオウンドメディアでは、記事数が増えるほど発リンクも増えていきます。数件程度であれば、担当者が一つずつリンクを開いて確認することもできます。しかし、過去の記事を多数保有している場合、サイト内にある発リンクを洗い出すだけでも大きな負担になります。古い記事ほど日常的に確認する機会も少なく、発リンク先に問題が生じても気づきにくいため注意が必要です。
公開後も定期的な確認が必要になる
発リンクは、公開時に一度確認すれば終わりではありません。リンク先のページは、自社がWebサイトを更新していない間にも削除・移転されたり、運営者や掲載内容が変わったりする可能性があります。そのため、問題が発生してから対応するのではなく、公開後も一定の間隔で発リンク先を確認できる体制を整えることが重要です。
リンク先の内容まで確認すると工数がかかる
発リンク管理では、404などのエラーだけを確認しても十分とはいえません。URLが正常に開いていても、以前とは違う内容へ変わっている場合があるためです。そのため、リンク先を一つずつ開き、掲載内容や運営元まで確認しようとすると多くの時間がかかります。特に発リンク数が多いサイトでは、一覧作成・目視確認・結果の記録まで人力で続けると担当者の負担が大きくなります。
発リンクは継続的に管理しよう
発リンクはリンク切れや内容・運営者の変更などが後から起こる可能性があるため、設置後も定期的に確認しましょう。
リンク先へ正常にアクセスできるかだけでなく、現在も想定した情報が掲載されているか、運営元が変わっていないか、不適切なページへ転送されていないかなどを確認することが大切です。
発リンクが増えるほど、すべてを手作業で継続的に確認することは難しくなります。リンク数の多いサイトでは、ツールを活用してチェック作業を効率化する方法も検討しましょう。
発リンクの管理ならアウトリンクチェッカー
発リンクを効率的かつ継続的に管理したい方は、「アウトリンクチェッカー」をご活用ください。アウトリンクチェッカーでは、クローラーによる調査と人による目視確認を組み合わせて、サイト内の発リンク先をチェックします。
大量の発リンクを一件ずつ確認する手間を減らしながら、危険な外部サイトへのリンクが含まれていないかを確認できます。発リンク先は公開後に内容が変化する可能性もあるため、継続的にチェックすることで、問題のある発リンクを早期に把握できます。
また、調査結果はレポートで確認できるため、問題のあるリンクや確認が必要な箇所を把握しやすい点も特徴です。発リンクの削除や差し替えなど、その後の対応にもつなげやすく、Web担当者の負担を抑えながら発リンクを管理できます。
まとめ:外部リンクは質と安全性を意識して管理しよう
外部リンクは、SEOやユーザーの利便性を考えるうえで重要な要素です。外部サイトから自サイトへ向けられる被リンクは、サイトの評価につながる一方で、自サイトから外部サイトへ設置する発リンクも、情報の根拠を示したり、ユーザーを関連情報へ案内したりする役割があります。
ただし、発リンクは設置して終わりではありません。公開後にリンク切れが発生したり、リンク先の内容や運営者が変わったりすることもあるため、継続的に状態を確認することが大切です。
すべての発リンクを人力だけで確認し続けるのは負担が大きいため、必要に応じてチェックツールや管理サービスも活用しながら、効率的に発リンクを管理していきましょう。
外部リンクに関するよくある質問
ここからは、外部リンクに関するよくある質問にまとめてお答えします。
Q.外部リンクでは被リンクと発リンクのどちらが重要ですか?
被リンクと発リンクには異なる役割があるため、単純にどちらか一方だけが重要とはいえません。被リンクは、外部サイトから自サイトが参照されていることを示し、SEO評価にも関係します。一方、発リンクは情報の根拠や補足情報をユーザーへ示すために役立ちます。それぞれの役割を理解し、被リンクは質を意識して獲得し、発リンクは適切なリンク先を選んで継続的に管理することが大切です。
Q.発リンクはどのくらいの頻度で確認すべきですか?
発リンクを確認する頻度に、一律の基準が決められているわけではありません。ただし、リンク先は自社が管理していないため、いつ削除・変更されるか分かりません。サイトの規模や発リンク数、更新頻度などに合わせて定期的に確認することが重要です。発リンクが多く、担当者がすべてを目視するのが難しい場合は、自動チェックできるツールを活用すると管理しやすくなります。
Q.リンク切れがなくても発リンクの確認は必要ですか?
リンク切れが発生していなくても、発リンクは確認する必要があります。URLが正常に開いていても、リンク先の運営者や掲載内容が変わったり、別のページへ転送されたりしている場合があるためです。発リンクを適切に管理するには、404などのエラーだけではなく、「現在もユーザーを案内して問題ないページか」という観点で内容まで確認することが重要です。





