サイトのセキュリティチェックは発リンク先も重要!今すぐできる方法とは

自社サイトのセキュリティ対策というと、不正アクセスや脆弱性、マルウェア感染など、自社サイト自体の安全性を確認することをイメージする人が多いでしょう。しかし、見落としやすいのが「発リンク先」の安全性です。

リンクを設置した当初は問題がなくても、ドメインの契約切れや第三者による取得、サイトの乗っ取りなどによって、遷移先が不適切なページへ変わる可能性があります。そのまま放置すると、ユーザーを危険なサイトへ誘導してしまうおそれもあります。

本記事では、サイトのセキュリティチェック方法を紹介するとともに、発リンク先を確認する重要性や具体的なチェック方法、無料ツールや目視確認だけでは対応しにくい理由について解説します。

サイトのセキュリティチェックとは

サイトのセキュリティチェックには、大きく分けて「自社サイト自体の安全性を確認する方法」と「自社サイトから遷移する発リンク先の安全性を確認する方法」の2つがあります。

一般的には、不正アクセスやマルウェア感染、脆弱性など自社サイト内部の問題に目が向きがちです。しかし、外部サイトへのリンクを掲載している場合は、その遷移先が安全な状態を保っているかも確認する必要があります。

この2つについて、セキュリティチェックを実施すべき理由を詳しく紹介します。

1.自社サイト自体の安全性を確認する

一般的なサイトのセキュリティチェックでは、自社サイトに脆弱性や不正アクセスの形跡、マルウェア感染などがないかを確認します。

具体的には、SSL/TLSの設定確認、CMSやプラグインの更新、脆弱性診断、不審なファイルやアクセスログの確認などが代表的です。問題を放置すると、サイトの改ざんや情報漏えい、サービス停止などにつながるおそれがあります。

定期的なアップデートや診断を行い、サイト自体を安全な状態に保つことがセキュリティ対策の基本です。

2.自社サイトの発リンクの安全性を確認する

自社サイトが安全でも、掲載している発リンクの遷移先まで安全とは限りません。リンクを設置した当初は問題がなかったサイトでも、運営終了後にドメインが第三者へ渡ったり、サイトが乗っ取られたりすることで、不適切なコンテンツへ変わる可能性があります。その状態でリンクを掲載し続けると、自社サイトのユーザーを危険なページへ誘導してしまいます。

そのため、自社サイト本体だけでなく、掲載している発リンク先についても定期的に安全性を確認することが重要です。

そもそも「発リンク」とは?という疑問をお持ちの方は以下のページもご覧ください。

発リンクとは?張る理由・SEO上の役割とリンク先を選ぶ注意点

発リンクのセキュリティチェック方法

発リンクのセキュリティチェックを行う方法として、以下が挙げられます。

  • 目視確認
  • 無料チェックツール
  • クローリング
  • 専門業者によるリンク先調査

それぞれ、詳しく紹介します。

目視確認

もっともシンプルなのは、自社サイトに掲載している発リンクを一件ずつ開き、遷移先のページを目視で確認する方法です。

リンク切れが起きていないか、想定したサイトへ遷移するか、不審な広告や不適切なコンテンツが表示されていないかなどを確認します。特別なツールを用意せずに実施できる点がメリットですが、リンク数が多い場合は大きな工数がかかります。また、担当者が危険なサイトへ直接アクセスしてしまう可能性にも注意が必要です。

無料チェックツール

Web上には、URLを入力することでリンク先の安全性やマルウェア感染の可能性、ブラックリストへの登録状況などを確認できる無料ツールがあります。ブラウザ上で利用できるものも多く、特定のURLを手軽に確認したい場合に便利です。

ただし、ツールによってチェックできる項目や判定基準は異なり、すべての不適切なサイトを検出できるわけではありません。サイト全体の発リンクを継続的に管理する用途では、確認作業が煩雑になる場合があります。

リンク切れをチェックする方法・ツールについては以下の記事で詳しく紹介しています。

リンク切れチェックの方法とは?SEOへの影響と発リンクを安全に保つ対策

クローリング

クローリングとは、クローラーというボットが自社サイト内を巡回して発リンクを抽出し、リンク切れや遷移先の状態をまとめて確認する方法です。

人が一件ずつリンクを探して確認する必要がないため、ページ数や発リンク数が多いサイトでは作業を大幅に効率化できます。

一方で、一般的なクローラーはHTTPステータスやURLの変化など機械的に判定できる項目が中心です。リンク先に表示されている内容が企業として適切かどうかまで判断するには、別途確認が必要になることがあります。

専門業者によるリンク先調査

発リンクの数が多い場合や、確認精度を重視する場合は、リンク先調査を専門業者へ依頼する方法があります。

自社でリンクを一件ずつ確認する必要がなく、クローリングなどの機械的なチェックと、人による内容確認を組み合わせた調査を受けられるサービスもあります。

リンク切れだけでなく、ドメインの転売や乗っ取り、不適切なコンテンツへの変化まで確認できれば、より確実な管理が可能です。定期的なチェックを外部化することで、Web担当者の負担軽減にもつながります。

発リンク先にセキュリティ上の問題が生じる原因

発リンク先は、リンクを設置した時点で安全だったとしても、その状態が将来にわたって続くとは限りません。サイトの閉鎖やドメイン契約の終了、第三者による乗っ取り、運営方針の変更などによって、知らないうちに遷移先の内容が変わることがあります。

発リンク先でのセキュリティ上の問題は、そもそもなぜ発生してしまうのでしょうか。以下から詳しく紹介します。

リンク先のドメインが第三者に取得される

リンク先のサイトが閉鎖され、ドメイン契約が更新されなかった場合、そのドメインを第三者が取得することがあります。また、ドメイン自体が売買され、別の事業者へ所有権が移るケースもあります。

URLが以前と同じであっても、運営者や掲載内容がまったく異なるサイトに変わるのはこのケースです。自社サイト側ではリンクを変更していなくても、遷移先だけが別の内容へ変化するため、定期的な確認が求められます。

リンク先のサイトが改ざん・乗っ取りの被害に遭う

発リンク先のサイトがサイバー攻撃を受け、改ざんや乗っ取りの被害に遭うこともあります。

このケースでは、攻撃者によって不正なページや広告が表示されたり、フィッシングサイトやマルウェアを配布するページへ誘導されたりする可能性が考えられます。

自社が管理していない外部サイトのセキュリティ状態までコントロールすることはできません。そのため、信頼できるサイトへのリンクであっても、安全性が変化していないか継続的に確認する必要があります。

サイトの乗っ取り被害については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ドメイン乗っ取りとは?主な手口や対策・発リンク放置のリスクを紹介

リダイレクトによって別のページへ転送される

リンク先のURLを開いた際に、リダイレクトによって別のページへ自動転送されるケースもあります。サイト移転など正当な理由で設定されることもありますが、転送先が変更された結果、当初想定していなかったサイトへ誘導される可能性もあります。

元のURLだけを確認していると、実際にユーザーが到達するページの変化を見落としかねません。発リンクをチェックする際は、最終的な遷移先まで確認することが重要です。

運営方針の変更によって掲載内容が不適切になる

ドメインや運営者が変わっていなくても、サイトの方針変更によって掲載内容が大きく変わる場合があります。例えば、以前は自社の情報を補足する健全なサイトだったものが、広告色の強いサイトや、自社のブランドイメージに適さないコンテンツを扱うサイトへ変化するケースです。

技術的なセキュリティ上の問題がなくても、自社サイトから誘導するリンク先として適切とは限りません。内容面も含めて確認することが重要です。

危険なリンク先を放置するリスクとは?

発リンク先に問題が生じているにもかかわらず放置すると、ユーザーだけでなく、自社サイトや企業そのものにも以下のような悪影響が及ぶ可能性があります。

  • ユーザーに不利益を与えてしまう
  • 企業やサイトに対する信頼性が低下する
  • ユーザーの離脱や問い合わせ機会の損失につながる
  • サイトの検索評価に悪影響を与える可能性がある

これらのリスクについて、詳しくみていきましょう。

ユーザーに不利益を与えてしまう

危険な発リンクを放置すると、ユーザーを詐欺サイトやフィッシングサイト、マルウェアを配布するページなどへ誘導してしまう可能性があります。また、リンク先のドメインが第三者に取得された結果、オンラインカジノやアダルトサイトなど、本来のリンク先とはまったく関係のないコンテンツが表示されるケースも考えられます。

ユーザーが金銭的な被害や情報漏えいなどのトラブルに巻き込まれないためにも、リンク先の安全性を継続的に確認する必要があります。

企業やサイトに対する信頼性が低下する

自社サイトから不適切なページへ遷移すると、ユーザーから「この企業はリンク先を管理していない」「安全性への配慮が足りない」と受け取られる可能性があります。たとえリンク先の変化が自社の責任ではなかったとしても、ユーザーから見れば、自社サイトに掲載されているリンクであることに変わりはありません。

特に企業サイトや自治体サイトなど、信頼性が重視されるWebサイトでは、発リンクの管理不足がブランドイメージの低下につながるおそれがあります。

ユーザーの離脱や問い合わせ機会の損失につながる

発リンク先で不審なページが表示されると、ユーザーは自社サイトそのものにも不安を感じ、閲覧を中断する可能性があります。商品やサービスへの関心が高まっていたユーザーであっても、リンク先で不快な体験をすれば、そのまま離脱してしまうことも考えられます。その結果、本来得られたはずの問い合わせや資料請求、購入などの機会を失いかねません。

発リンクの安全性を保つことは、ユーザー体験やコンバージョン機会を守るうえでも重要です。

サイトの検索評価に悪影響を与える可能性がある

発リンク先の状態によっては、検索エンジンから見たサイトの評価にも影響する可能性があります。特に、スパム性の高いサイトや不正なコンテンツを扱うサイトへのリンクが多数存在する状態は、サイトの品質を判断するうえで好ましい状態とはいえません。

危険な発リンクが1本あるだけで直ちに検索順位が下がるとは限りませんが、検索エンジンからの評価が一度下がってしまうと、元に戻すには一定の期間がかかります。SEOの観点からも、リンク切れや不適切な遷移先を定期的に確認し、必要に応じて修正・削除することが大切です。

不健全な発リンクは企業としての信頼失墜につながる大きなリスクとなります。今すぐ「アウトリンクチェッカー」を導入しリンク先チェックを実施しましょう。

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発リンクチェックは無料ツールや目視だけで十分?

発リンクの安全性は、無料ツールや目視確認でもある程度チェックできます。しかし、無料ツールと目視確認だけでは以下のような懸念が残ります。

  • 作業時間・リソースの圧迫
  • リダイレクト先やぺージの見落とし
  • ツールの精度による見落とし
  • 危険なサイトへ直接アクセスしてしまうリスク
  • チェックした後に発生した変化の見落とし

それぞれ、以下から詳しく紹介します。

作業時間・リソースの圧迫

発リンクを一件ずつ目視で確認する場合、リンク数が多いサイトほど膨大な時間と労力がかかります。数十本程度であれば対応できても、数百、数千ページを運営する企業サイトやメディアでは、すべてのリンクを定期的に確認するのは現実的ではありません。

チェック作業に時間を取られることで、コンテンツ更新やサイト改善など、本来優先すべき業務に十分なリソースを割けなくなる可能性もあります。

リダイレクト先やぺージの見落とし

目視によるチェックでは、サイト内のすべての発リンクを漏れなく洗い出すこと自体が難しい場合があります。特に、階層の深いページや過去に公開した記事、更新頻度の低いページに掲載されたリンクは見落としやすい傾向があります。

また、URLを開いた際に複数回のリダイレクトが発生する場合、途中の遷移や最終到達先まで十分に確認できないこともあります。サイト規模が大きいほど、網羅性を担保する仕組みが重要になります。

ツールの精度による見落とし

無料ツールや自動チェックツールは、リンク切れやHTTPステータス、既知の危険URLなどを効率的に検出できます。一方で、ページに掲載されている内容の文脈や、企業サイトから誘導する先として適切かどうかまで正確に判断できない場合があります。

たとえば、技術的には正常に表示されていても、オンラインカジノやアダルトコンテンツなどに変化しているケースです。機械判定だけでは、こうした内容面の問題を見落とす可能性があります。

危険なサイトへ直接アクセスしてしまうリスク

目視確認では、担当者自身が発リンクを開いて遷移先を確認する必要があります。そのため、リンク先がフィッシングサイトやマルウェアを配布するページなどに変化していた場合、チェック担当者が危険なサイトへ直接アクセスしてしまうおそれがあります。

端末やブラウザのセキュリティ対策を行っていても、リスクを完全になくせるとは限りません。安全性が不明なURLを大量に確認する場合は、担当者の安全にも配慮したチェック方法が必要です。

チェックした後に発生した変化の見落とし

発リンク先は、一度安全性を確認したからといって、その状態が続くとは限りません。チェック後にドメインの契約が切れたり、第三者に取得されたり、サイトが改ざんされたりする可能性があります。つまり、単発のチェックでは、その後に発生した変化を把握できません。

発リンクの安全性を維持するには、一定の頻度で繰り返し確認することが重要です。特にリンク数が多いサイトでは、継続的にチェックできる体制や仕組みが求められます。

セキュリティチェックには専門サービスの活用がベスト

発リンクの安全性を継続的かつ網羅的に確認するのであれば、専門サービスを活用するのがおすすめです。自社だけで対応しようとすると、膨大なリンクの洗い出しや定期確認に多くの工数がかかるうえ、目視や無料ツールだけでは見落としが発生する可能性もあります。

専門サービスであれば、クローリングによって多数の発リンクを効率的に確認しながら、リダイレクト先やページ内容の変化まで調査できます。さらに、人による確認を組み合わせたサービスを選べば、機械判定だけでは判断しにくい不適切なコンテンツも発見しやすくなります。Web担当者の負担を抑えながら、発リンクの安全性を継続して管理したい場合に有効な選択肢です。

発リンク先のセキュリティチェックならアウトリンクチェッカー

発リンク先の安全性を効率的かつ継続的に確認したい場合は、「アウトリンクチェッカー」をご活用ください。アウトリンクチェッカーは、高性能なクローラーによる機械的な調査と、人間による目視確認を組み合わせて、サイト内の発リンク先をチェックするサービスです。

大量のリンクを自社で一件ずつ確認する必要がなく、Web担当者の負担を抑えながら、リンク先の変化や不適切なページを発見しやすくなります。調査結果はレポートとして確認できるため、問題箇所の把握から修正対応まで進めやすい点も特徴です。

定期的なチェックを効率化

アウトリンクチェッカーでは、高性能なクローラーを活用して、サイト内に存在する発リンクを調査します。人がページを一つずつ開いてリンクを探す必要がないため、ページ数や発リンク数が多いサイトでも効率的にチェックできます。

また、発リンク先は時間の経過とともに内容が変化する可能性があるため、一度確認して終わりではなく、定期的にチェックすることが重要です。継続的な調査を仕組み化することで、Web担当者の作業負担を抑えながら、リンク先の安全性を維持しやすくなります。

機械判定と人間による確認のダブル体制

アウトリンクチェッカーの特徴は、クローラーによる機械判定だけでなく、人間による確認も組み合わせている点です。自動チェックは大量のURLを効率的に確認できる一方、リンク先ページの内容や文脈まで正確に判断するのが難しい場合があります。

人の目でも確認することで、「技術的には正常に表示されているものの、自社サイトから誘導する先としては不適切」といったケースも発見しやすくなります。機械と人間それぞれの強みを活かすことで、見落としを抑えた発リンクチェックにつながります。

調査結果はレポートで報告

アウトリンクチェッカーでは、調査した発リンクの結果をレポートとして確認できます。問題のあるリンクや確認が必要な箇所を把握しやすいため、調査後にURLの削除や差し替え、リンク先の再確認といった対応を進めやすくなります。

発リンクの数が多いサイトでは、問題を発見するだけでなく、「どのページの、どのリンクを修正すべきか」を整理することも重要です。調査結果がまとまっていることで、Web担当者が後続の修正作業へスムーズに移行できます。

まとめ:セキュリティチェックは発リンクまで必要な時代

サイトのセキュリティチェックでは、自社サイト自体の安全性だけでなく、掲載している発リンク先まで確認することが重要です。リンク先は、ドメインの契約切れや第三者による取得、サイトの改ざん、リダイレクトなどによって、設置当初とは異なる内容へ変化する可能性があります。

しかし、発リンクの数が多いサイトでは、一件ずつ目視で確認するのは大きな負担になります。無料ツールや自動チェックだけでは、ページ内容の文脈まで判断できず、不適切なリンクを見落とすこともあります。

発リンクの安全性を効率的かつ継続的に管理したい場合は、専門サービスの活用がおすすめです。「アウトリンクチェッカー」では、高性能なクローラーと人間による確認を組み合わせて発リンク先を調査できます。Web担当者の負担を抑えながら、安全なサイト運営につなげましょう。

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サイトのセキュリティチェックに関するよくある質問

ここからは、サイトのセキュリティチェックに関するよくある質問にまとめてお答えします。

Q.サイトのセキュリティチェックはどのくらいの頻度で行うべきですか?

サイトの更新頻度や規模によって異なりますが、定期的に実施することが重要です。特に発リンク先は、チェック後にドメインの所有者や掲載内容が変わる可能性があります。更新の多いサイトや発リンク数の多いサイトでは、継続的に確認できる体制を整えておくと安心です。

Q.発リンク先がリンク切れしていなければ安全と考えてよいですか?

リンク切れしていないからといって、安全とは限りません。正常にページが表示されていても、ドメインが第三者に取得され、以前とは異なる内容が掲載されているケースがあります。HTTPステータスだけでなく、実際の遷移先や掲載内容まで確認することが重要です。

Q.無料のセキュリティチェックツールだけでも十分ですか?

特定のURLを簡易的に確認する用途であれば、無料ツールも有効です。ただし、サイト内の発リンクを網羅的に確認したり、ページ内容が自社からのリンク先として適切か判断したりするには限界があります。発リンク数が多い場合は、クローリングや専門サービスの活用も検討するとよいでしょう。

Q.発リンク先に問題が見つかった場合はどうすればよいですか?

まずは該当するリンクの削除や差し替えを検討します。必要な情報へのリンクであれば、公式サイトなど信頼できる別のページへ変更する方法もあります。また、ほかのページにも同じURLが掲載されていないか確認し、問題のある発リンクをまとめて修正することが重要です。